DIPS申請を行っていると、カテゴリーⅡA、ⅡBの区分けが出てくると思います。
このカテゴリーⅡA、ⅡBについて説明します。
国土交通省のHPには、カテゴリーの区分けフローや説明がいくつも出てきますが、この中にカテゴリーⅡA、ⅡBの区分けはありません。
このカテゴリーⅡA、ⅡBは、「無人航空機の飛行の安全に関する教則」の中に説明があります。
「無人航空機の飛行の安全に関する教則」、P8から抜粋
3) 無人航空機の飛行形態の分類(カテゴリーⅠ~Ⅲ)
飛行の禁止空域及び飛行の方法に関する無人航空機の飛行形態については、そのリスクに応じて次に掲げるとおりに分類される。a. カテゴリーⅠ飛行
特定飛行に該当しない飛行を「カテゴリーⅠ飛行」という。この場合には、航空法上は特段の手続きは不要で飛行可能である。b. カテゴリーⅡ飛行
特定飛行のうち、無人航空機の飛行経路下において無人航空機を飛行させる者及びこれを補助する者以外の者(以下「第三者」という。)の立入りを管理する措置(以下「立入管理措置」という。)を講じたうえで行うものを「カテゴリーⅡ飛行」という。
カテゴリーⅡ飛行のうち、特に、空港周辺、高度150m以上、催し場所上空、危険物輸送及び物件投下並びに最大離陸重量25kg以上の無人航空機の飛行は、リスクの高いものとして、「カテゴリーⅡA飛行」といい、その他のカテゴリーⅡ飛行を「カテゴリーⅡB飛行」という。c. カテゴリーⅢ飛行
特定飛行のうち立入管理措置を講じないで行うもの、すなわち第三者上空における特定飛行を「カテゴリーⅢ飛行」といい、最もリスクの高い飛行となることから、その安全を確保するために最も厳格な手続き等が必要となる。
要約すると、
・「カテゴリーⅡA飛行」は、カテゴリーⅡのうちリスクの高い、空港周辺、高度150m以上、催し場所上空、危険物輸送及び物件投下並びに最大離陸重量25kg以上の飛行をいう。
・「カテゴリーⅡB飛行」は、カテゴリーⅡA以外の飛行をいう。
カテゴリーⅡAとⅡBは、カテゴリーⅡの中でリスクの違いです。
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